自己分析を進め、身の丈にあった計画を立てることが開運へ繋がります。実力に見合わぬ重責や、過度な期待を集めることは良いとは言えません。
沢風大過の運勢は小吉です。
「願い事」：高望みは叶わない。
「商売」：実力不足は敗因となる。
「相場」：高めだがすぐ落ちる。
「受験」：実力が足りていないことで足踏みする。
「病気」：病は重い。養生するしかない。
「就職」：身の丈にあった就職先なら可能。
「天気」：晴天だが崩れる。
「旅行」：どうしても行きたい旅行以外は無理せぬ方が良い。
「転職、転居」：無理しない方が良い。
「失物」：大切なものほど見つからない。
「方角」：西、東南
沢風大過の概要
「大過」は大きく過ぎる、つまり分不相応や実力不足、やりすぎ、問題が大き過ぎることを現しています。この卦の運勢は弱いため、無理をしてはいけません。 眼前には機器が狭散るため対策を立て、崩壊を防ぐための手立てを打たなければなりません。この危機を乗り越えれば、成果が上がり運勢がひらけてくるでしょう。
沢風大過の爻辞
大過は、棟（むなき）たわむ。行くところあるによろし。亨（とお）る。
彖に曰く、 大過は、大なる者の過ぎるなり。棟（むなき）たわむとは、本末弱きなり。
剛過ぎたれども中、巽（したが）いて説（よろこ）び行く。行くところあるによろしく、すなはち享る。大過の時太いなるかな。
象に曰く、沢の木を滅すは大過なり。君子もって独立して畏れず、世を逃れて憂うることなし。
初六。藉（し）くに白茅（はくぼう）を用う。咎なし。
象に曰く、藉くに白茅を用うとは、柔にして下に在ればなり。
九二。枯楊ヒコバエを生じ、老夫その女妻を得たり。利ろしからざるなし。
象に曰く、老夫女妻とは、過ぎてもって相与（くみ）するなり。
九三。棟木（むなぎ）撓（たわ）む。凶なり。
象に曰く、棟木撓むの凶なるは、もって輔（たす）くることあるべからざればなり。
九四。棟木隆（たか）し。吉なり。它（た）あれば吝なり。
象に曰く、棟木隆きの吉なるは、下に撓まざればなり。
九五。姑楊華（はな）を生じ、老婦その士夫を得たり。咎もなく誉れもなし。
象に曰く、姑楊華（はな）を生ずるは、なんぞ久しかるべけんや。老婦士夫とは、また醜（は）ずべきなり。
上六。過ぎて渉（わた）り、頂きを滅す。凶なれども咎なし。
象に曰く、過ぎて渉るの凶なるは、咎がむべからざるなり。
沢風大過の爻辞解説
「初爻変爻」：実力不足です。背伸びせずに、身にあまると感じたら辞退しましょう。
「二爻変爻」：意外なところから終わっていた話がまた盛り上がるかもしれません。また、期待していなかったことがうまくいくなどもあります。
「三爻変爻」：危機の真っ只中です。とにかく大人しくして、過ぎ去るのを待つしかありません。
「四爻変爻」：危機的状況をなんとか耐えています。とにかくこの状況を乗り越えること。新しいことに興味を示している場合ではありません。
「五爻変爻」：華やかな良い状況が訪れるように見えますが一時的なので油断禁物です。重要でない物事はスムーズに進みます。
「六爻変爻」：実力以上のものを求められ大変な目に遭いますが、自分とは本来関係ないことです。
