堤防が決壊するように、問題や我慢が噴出します。大きな変化を迎える時です。正しいことを行うことを心がけましょう。
沢天夬の運勢は小吉です。
「願い事」：叶わない。
「商売」：大きな損失が出る。堅実経営を。
「相場」：暴落する危険。
「受験」：だめ。
「病気」：生命の危機。思い切った治療を。
「就職」：だめ。
「恋愛」：だめ。
「天気」：荒天。
「旅行」：やめるべき。事故にまきこまれる。
「開業」：やめるべき。
「転職、転居」：慎重に行うべき。
「失物」：出てこない。
「方角」：西、西北
沢天夬の概要
5つの陽が1つの陰に抑えられている形です。プラスのエネルギーが溢れようとしているのを、マイナスのエネルギーが押し返しているとも見えます。状況が激変することを表す卦です。あなたに積極的に動けと行っているわけではないので注意です。
上層部が腐っており不満が組織に溢れている状態、もしくはあなたが強者で不満を集めているという可能性もあります。どちらにしても難しい状況です。書類がらみで不備があるという解釈もできます。
沢天夬の爻辞
夬は、王庭に揚ぐ。まことあって号（さけ）び、危うきことあり。告ぐること邑よりす。戎につくによろしからず。往（ゆ）くところ有るによろし。
彖に曰く、夬は決なり。剛の柔を決するなり。健にしてよろこび、決して和す。王庭に揚ぐとは、柔五剛に乗ればなり。まことあって号（さけ）び、危うきことありとは、それ危ぶむときはすなはちおおいなるなり。告ぐること邑よりす、戎につくによろしからずとは、尚（たっ）とぶところすなはち窮まるなり。往（ゆ）くところあるによろしとは、剛長ずればすなはち終わればなり。
象に曰く、沢の天に上るは夬なり。君子以って禄を施して下に及ぼし、徳に居ることはすなはち忌む。
初九。趾（あし）を前（すす）むるに壮（さか）んなり。往きて勝たざるを咎となす。
象に曰く、勝たずして往くは咎なり。
九二。惕（おそ）れて号（さけ）ぶ。莫夜（ぼや）に戎あれども恤（うれ）うるなかれ。
象に曰く、戎あれども恤うるなかれとは、中道を得ればなり。
九三。頬（つらぼね）に壮（さかん）なり。凶あり。君子は夬（さ）るべきを夬る。独行して雨に遇（あ）い、濡るるがごとくにして慍（いか）らるることあれども咎なし。
象に曰く、君子夬夬（かいかい）、終（つい）に咎なきなり。
九四。臀（しり）に膚（はだえ）なし。その行くこと次且（じしょ）たり。羊を牽（ひ）けば悔亡ぶ。言を聞くも信ぜず。
象に曰く、その行くこと次且たりとは、位当たらざればなり。言を聞くも信ぜずとは、聡、明らかならざればなり。
九五。見陸（けんりく）なり。夬るべきを夬る。中行なれば咎なし。
象に曰く、中行なれば咎なしとは、中いまだ光（おお）いならざるなり。
上六。号（さけ）ぶことなかれ。終わりに凶あり。
号ぶことなきの凶とは、終わりに長かるべからざるなり。
沢天夬の爻辞解説
「初爻変爻」：うまく行きそうに見えますが、動くのにはまだ早いです。慢心や見込違いにより危険に陥るでしょう。
「二爻変爻」：思いがけないトラブルに巻き込まれる可能性があります。事前の対策を怠らぬようにしましょう。
「三爻変爻」：焦って失敗する危険があります。確実に目立たぬように物事を進めましょう。
「四爻変爻」：力のある人についていくことで幸運があります。矢面に立つのはだめです。
「五爻変爻」：近しい人や得意な分野での失敗に注意しましょう。
「六爻変爻」：トラブルが目の前です。気をつけましょう。今トラブルに見舞われているなら、もうすぐ終わります。
何かをやろうと強く心に思うと、顔が緊張して頬がピクピク動いたりします。外から見てわかるようでは、失敗する可能性が高まります。
立派な人はやるべきことがあれば単独で行動するが、外から見るとわからないため、やる気がないと非難されたりします。リパな人にとっては大した問題ではありませんが、凡人には我慢ならないでしょう。
お尻の肉が薄いと、座った時に痛いですし、勢いよく歩くのも痛いです。このようにじっと我慢しているわけにもいかず進むわけにもいかず、という状況は困ったものです。
羊の性質として、前から引っ張ってもなかなか動かないが、後ろから追い立てるとどんどん進みます。前に進む時には誰かを先頭に立たせて、自分は後ろからついていくほうがうまくいく場合があるのです。
