峻険な山が連なるように困難の連続です。運気も良くないので、下手に動くのは得策ではありません。時期を待つことで良う兆候も出てくるでしょう。
艮為山の運勢は中吉です。
「願い事」：叶わない。待つしかない。
「商売」：うまくいかない。いったん立て直しを。
「相場」：鈍重な状況。
「受験」：だめ。
「病気」：今は良くないが、しっかり休めば快方へ向かう。
「就職」：だめ。待つしかない。
「恋愛」：だめ。脈なし
「天気」：安定しない天気が続く。
「旅行」：トラブルが多くやめるべき。
「開業」：トラブルが多くやめるべき。
「転職、転居」：トラブルが多くやめるべき。
「失物」：見つからない
「方角」：東北
艮為山の概要
「艮（ごん）」とは山を表し、全く動かない状態を指します。あなた自身も動いていいことはありません。そのうち好転することもあるでしょう。また、自分の実力以上のことを勢いで言うようなことがないように気をつけましょう。
艮為山の爻辞
その背に艮（とど）まりて、その身を獲（え）ず。その庭に行きて、その人を見ず。とがめなし。
彖に曰く、艮は、止まるなり。時止まればすなはち止まり、時行けばすなはち行く。動静その時を失わず、その道は光明なり。
その止に艮（とど）まるは、その所に艮（とど）まるなり。上下敵応して、相与（くみ）せざるなり。ここをもってその身を獲（え）ず、その庭に行きてその人を見ず、とがめなしなり。
象に曰く、兼ねて山あるは艮なり。君子はもってその思うこと位を出でず。
初六：その趾（あし）に艮（とど）まる。咎なし。永貞に利ろし。
象に曰く、その趾に艮まるとは、いまだ正を失わざるなり。
六二：その腓（こむら）に艮（とど）まる。拯（すく）わずしてそれ随う。その心快（こころよ）からず。
象に曰く、拯わずしてそれ随うとは、いまだ退きて聴かざればなり。
九三：その限（こし）に艮（とど）まる。そのせぼねを列（さ）く。厲うきこと心を薫（や）く。
象に曰く、その限に艮（とど）まる、危きこと心を薫くなり。
六四：その身に艮（とど）まる。咎なし。
象に曰く、その身に艮まるとは、これを躬（み）に止むるなり。
六五：その輔（ほほぼね）に艮（とど）まる。言うこと序あり。悔亡ぶ。
象に曰く、その輔に艮まるとは、中正なるをもってなり。
上九：艮（とど）まるに敦（あつ）し。吉なり。
象に曰く、艮まるに敦きの吉とは、もって終を厚くするなり。
艮為山の爻辞解説
「初爻変爻」：今は動く時ではありません。動きたくとも辛抱が肝心です。
「二爻変爻」：物事がうまく進まずに嫌な気持ちになることばかりです。しかしやけを起こしてはいけません。上から押し付けられた仕事にも不満があるでしょう。とにかく耐えましょう。
「四爻変爻」：内向きのことに専念しましょう。または外に向かって吐き出すのも控えましょう。
「五爻変爻」：口は災いの元、思わずぽろっと言ってしまう発言に要注意です。何か動きがあるかもしれません。
「六爻変爻」：これまで我慢して動かなかった甲斐あり、成果が上がります。慎重さが必要ですが動いて良い時です。
