火水未済の運勢は中吉 です。未完成な状態で、物事がかみ合わず進行が滞ります。しかし今は夜明け前で、開運は目の前です。力が足りずに失敗するため、地道な努力と慎重な姿勢を継続しましょう。
未完成な状態で、物事がかみ合わず進行が滞ります。しかし今は夜明け前で、開運は目の前です。力が足りずに失敗するため、地道な努力と慎重な姿勢を継続しましょう。
火水未済の運勢は中吉 です。
「願い事」:すぐには成就しないが、頑張ればいつかは。
「商売」:苦労はするが、慎重な判断で成功する。
「相場」:上昇傾向。
「受験」:油断せずに取り組めば大丈夫。
「病気」:長期化していた不調に終わりが見える。
「就職」:すぐではないが、頑張れば決まる。
「恋愛」:順調な滑り出しではないが、ハッピーエンドに。
「天気」:ぐずついた天気から快晴へ向かう。
「旅行」:出立時はトラブルあるも、よい旅行になる。
「開業」:慎重に事を運べば、良い。
「転職、転居」:慎重に事を運べば、良い。
「失物」:一生懸命探せば見つかる。
「方角」:北、南
火水未済の概要
「未済」とは未だ済んでいない、つまり未完成の状態を指します。しかし、卦の形的には陰陽は噛み合っており、この後は必ず発展します。今は苦労があれば将来は明るいという状態を表しているのです。64卦の最後の卦であり、終わりなく発展し続ける易を象徴しています。
火水未済の爻辞
未済は、享る。子狐のほとんど渡らんとして、その尾を濡らす。よろしきところなし。
彖に曰く、未済の享るは、柔中を得ればなり。子狐のほとんど渡るは未だ中を出でざるなり。その尾を濡らす、よろしきところなしとは、続いて終わらざればなり。位当たらずと言えども剛柔応ずるなり。
象に曰く、水上に火あるは未済なり。君子はもって慎んで物を弁じ方におく。
初六:その尾を濡らす。吝なり。
象に曰く、その尾を濡らすとは、また極を知らざるなり。
九二:その輪を曳く。貞にして吉なり。
象に曰く、九二の貞にして吉なるは、中もって正を行えばなり。
六三:未まだ済(な)らず。行くは凶なり。大川を亘るによろし。
象に曰く、未済の行くは凶なりとは、位当たらざるなり。
九四:貞だしければ吉にして悔亡ぶ。震ひてもって鬼方を伐つ。三年にして大国に賞せらるることあり。
象に曰く、貞だしければ吉にして悔亡ぶとは、志行わるるなり。
六五:貞だしければ吉にして悔なし。君子の光あり。孚ありて吉なり。
象に曰く、君子の光ありとは、その輝吉なるなり。
上九:飲酒に孚あり。咎なし。その首を濡らす時は、孚あれども是を失う。
象に曰く、酒を飲みて首を濡らすとは、また節するを知らざるなり。
火水未済の爻辞解説
「初爻変爻」:実力不足にも関わらず、手柄を立てようと焦ったり猪突猛進すればピンチに陥ります。要注意です。
「二爻変爻」:まだ動くには早いです。もう少し辛抱すれば運気が上昇を始めます。
「三爻変爻」:もう開運は目の前です。焦りは禁物。しっかり準備をしましょう。
「四爻変爻」:運気がひらけ、成果が出始めます。引っかかっていた問題はこのタイミングで解決しましょう。
「五爻変爻」:運気がさらに上がっていきます。周囲の人と一緒に前進しましょう。
「六爻変爻」:目標を達成し、様々な問題は全て解決します。まさにパーティーです。ただ気を緩めては台無しになります。
運が悪かったという言い訳が良くされますが、多くの場合実力不足であったという事です。あと一歩だったのにというところで運が持ち出されますが、それが本来の実力なのです。
狐が川を渡るときには尻尾を立てるといいます。小狐が我慢できずに尻尾を倒して濡らしてしまうと、バランスを崩して流されてしまいます。これをあと一歩といって残念がるのは理にかないません。単に力不足だったのです。
自分一人だとそういうことになりがちですが、仲間と力を合わせれば実力不足をカバーすることができます。酒でも飲みながら仲良くなるのがいいでしょう。
酒に頼って協力を得ようというのはいいイメージはありませんが、その姿が必死であれば嫌な思いをさせることはないでしょう。ただ、そういった場で飲みすぎて酔っ払うのは厳禁です。顰蹙を買って人は離れていきます。つまりここでも自分の酒量をわきまえて、節度を保つことが必要なのです。