夜明けの太陽のように、威風堂々、光に溢れ、エネルギーと発展の希望を感じさせます。物事が進む予感しかありません。派手な振る舞いには自制が必要です。
火地晋の運勢は大吉です。
「願い事」：叶う。
「商売」：うまくいく。
「相場」：急騰する。
「受験」：良い。
「病気」：悪化か回復か、どちらにしても進行する。
「就職」：良い条件でできる。
「恋愛」：叶う。
「天気」：快晴。
「旅行」：良い。楽しい旅行になる。
「開業」：良い。
「転職、転居」：良い。
「失物」：見つからない。
「方角」：南、南西
火地晋の概要
「晋」には進むという意味があり、単なる前進ではなく堂々と道の真ん中を進むというような雰囲気です。また昼の意味もあり、物事を進めるには絶好の機会です。積極策を取ることで大きな成功を予感させる卦です。一方でやりすぎや調子に乗った振る舞いには要注意です。
火地晋の爻辞
晋は、康候もって馬を賜わること蕃庶にして、昼夜に三たび接せらる。
彖に曰く、晋は、進なり。明地上に出で、順にして大明に麗（つ）き、柔進みて上行す。ここをもって康候馬を賜わること蕃庶にして、昼夜に三たび接せらるるなり。
象に曰く、明地上に出るは晋なり。君子もって自ら明徳を明らかにす。
初六：晋如たり摧如たり。貞にして吉なり。孚とせらるることなきも、裕（ゆた）かなるときは咎なし。
象に曰く、晋如たり摧如たりとは、独（ひと）り正を行うなり。裕かなるときは咎なしとは、いまだ命を受けざればなり。
六二：晋如たり愁如たり。貞にして吉なり。この大いなる福をその王母に受く。
この大いなる福を受くとは、中正をもってなり。
六三：衆允（まこと）とす。悔亡ぶ。
象に曰く、衆これを允とすとは、志上行すればなり。
九四：晋如たるせき鼠（せきそ）。貞なれど厲（あやう）し。
象に曰く、せき鼠、貞なれど厲しとは、位当たらざればなり。
六五：悔亡ぶ。失得恤（うれう）るなかれ。往けば吉にして利（よ）ろしからざるなし。
象に曰く、失得恤るなかれとは、往きて慶あるなり。
上九：その角（つの）に晋（すす）む。これ邑を伐（う）つに用うれば、厲（あやう）けれども吉にして咎なし。貞なれば吝なり。
象に曰く、これ邑を伐つに用うとは、道いまだ光（おお）いならざるなり。
火地晋の爻辞解説
「初爻変爻」：いい時期の始まりですが、もう少し準備が必要です。機も熟していません。焦らず待ちましょう。
「二爻変爻」：一気に進むとはいかないかもしれませんが、少しづつ歩みを始める時です。年上の女性からの援助に吉があります。
「三爻変爻」：今こそ全身の時です。部下の協力も募り、ゴールを目指しましょう。
「四爻変爻」：あまり欲張らずに、物事を進めましょう。トラブルが多発する可能性があります。
「五爻変爻」：とにかく前に進みましょう。問題は進むことで解決します。
「六爻変爻」：軽率な前進は危険を伴います。対策を練って体制を整えましょう。
